とんぼ玉と伝統

伝統工芸品としてのとんぼ玉は、日本の文化において独自の地位を占めています。

日本各地のガラス工芸が伝統的に盛んなところでは、必ず大小さまざまなとんぼ玉が作られています。例えば沖縄県の琉球ガラス、鹿児島県の薩摩切子、東京都の江戸切子、東京都新島村の新島ガラスなどの著名なガラス工芸の名産地などです。あるいは外国のガラス工芸の名産地、例えばベネチアンガラスの手法を使って作られたとんぼ玉も以前見かけたことがありました。

このように、とんぼ玉は伝統的なガラス工芸にはかならずと言っていいほど見られるポピュラーな工芸品と言えるでしょう。そしてとんぼ玉はガラス工芸の中では最もとっつきやすい工芸品の一つといえ、素人でも割合簡単に作れますので、とんぼ玉製作を切っ掛けにガラス工芸職人になって伝統工芸を守る活動に従事している人もいるとかいないとか。

とんぼ玉と伝統ガラス工芸はいわば切っても切れない関係にあり、とんぼ玉と伝統を守ることは、日本の文化の一端を守ることにつながると思います。