創作-とんぼ玉-

とんぼ玉と言われて、すぐにピンとくる若者はそれほど多くはないでしょう。では、とんぼ玉とは一体どんなものなのでしょうか?

とんぼ玉というのは穴のあいたガラス玉であり、模様がトンボの眼に似ていることからこの名がつけられました。とんぼ玉は初歩的なガラス工芸であり、その歴史は古代エジプト文明にまで遡ることができます。日本でも古墳時代に大陸から輸入されていたらしく、いくつかの著名な遺跡にとんぼ玉が出土していることが知られています。とんぼ玉の製法は長い間秘密とされていましたが、戦国時代に南蛮貿易が盛んになるととんぼ玉などのガラス製法が中国やヨーロッパから伝えられ、広く作られるようになりました。その後、とんぼ玉の製法は明治時代に一時期途絶えましたが、戦後になって製造が復活して現在に至っています。

とんぼ玉は、素人でも作ることのできる単純なものから、プロの現代芸術家の手になるアート作品までさまざまなものが作られており、間口が広くかつ奥行きも深い芸術と言えるでしょう。

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